思い違い 2017 12 30

書名 北朝鮮発 第三次世界大戦
著者 柏原 竜一  祥伝社新書

 著者によると、
北朝鮮は、パキスタンモデルを目指しているという。
 いつの間にか核兵器保有国になったパキスタン。
しかし、ここに思い違いがあります。
 そもそも、アメリカにとって、
パキスタンは、「同盟国」のようなものでした。
 ソ連によるアフガニスタン侵攻においては、
アメリカにとって、パキスタンは重要な位置にありました。
 アフガニスタン戦争においても、
補給経路などを考えれば、
アメリカにとって、パキスタンは重要な国でした。
(パキスタンの核兵器は、サウジアラビアの資金で開発されたという噂があります。
つまり、サウジアラビアの「核兵器」かもしれません。
さすがに、イスラム教の聖地に核兵器を置いておくわけにはいかず、
別に保管する必要があるのかもしれません)
 それでは、北朝鮮は、中国モデルを目指すのか。
しかし、米ソ冷戦時代、
アメリカは、ソ連に対抗するために、
中国を味方に引き入れる必要がありました。
 そういうわけで、北朝鮮はどう考えているのかわかりませんが、
アメリカから見れば、
パキスタンモデルも中国モデルも適用するわけにいかないというところでしょう。
 つまり、朝鮮半島危機は、
トランプ大統領の我慢の限界を超えた時、
「危機」が「戦争」に変わるということでしょう。
始まるときは、何の前触れもなく突然始まるかもしれません。
(参考)
 1960年代の中国は貧しく、人民は飢えに苦しんでいました。
にもかかわらず、毛沢東は、核兵器開発を断行しました。
 その後、ケ小平は、
「改革開放」路線を主導して、
中国発展の原動力となりました。












































































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